こんにちはamichi-niです!
今回はADHD・ASDの特徴を持っておられるパートナーと、上手に付き合っていくための方法を紹介したいと思います。
はい、どーもこんにちは!ADHD・ASD夫のpapa chi-niです!
正直、生活リズムを人に合わせることが苦手です。と言うか結婚を期に、頑張ってみたけど無理でしたー(帯状疱疹円形脱毛ができました)
ほんと!
『共同生活』が多分向いてないんだよね・・・。笑
でも、しかーし!!!
もう結婚してしまったし、子供もいるし、何とかして上手にやっていくしかないね(笑)!
はい。宇宙の様に広い心で僕に合わせて頂ければ幸いです🎵
今回は前回紹介した、「ADHD・ASDの夫あるある8選」に引き続き、
『ADHD・ASDの夫と上手くやっていく方法5選』を紹介して行きたいと思います。
我が家も日々、工夫をしている最中ではありますがこれからご紹介するのが結婚生活9年間で学んだ今の所の最善方法となります。
では、いってみましょう!
ADHD・ASDの夫と上手くやっていく|今すぐできる方法5選!
ADHDやASDなどの発達障害を持つ夫婦は、どうしてもお互いに意思疎通ができなかったり、パートナーがカサンドラ症候群になってしまったりと最終的に離婚を選択しざる得ない結果になることが多いです。実際にアメリカの研究によると、パートナーに発達障害を持った夫婦の72%が離婚しているというデータもあるほどです。
しかし、もしかしたら上手くやっていける方法があるかも・・・
全ての夫婦が離婚してしまうわけではないので、少しでもお互いストレスを感じる事なく生活できる工夫と対策があるはずです。そこで、我が家の行なっている上手くやっていく為の5つの方法を参考程度にご紹介していきたいと思います!
1. 「察して」は絶対NG!
まず始めに、これが1番大切なことかもしれませんが『察してほしい』はNGです!
そもそも、『察して』は男の人は元々苦手な傾向にありますが、ADHDやASDの特徴がある場合はさらに苦手な事が多く『察する』に関する感覚の違いが想像以上だったりします。
毎日同じように行なっている事であっても、毎回言葉にして伝えないと当たり前かの様に「分からない」と言われるのでその度にイライラしたりしていては身が持ちません。
例えば
買い物中に重い荷物を私がたくさん持っていて、夫が手ぶらでも声をかけるまでは絶対に気付かない
私の体調不良で具合悪そうにしていても、言葉で伝えるまで全く分からない
特に感情に関しては最も苦手。私が「何で怒っているのか」「何で悲しんでいるのか」に対しても全く見当もつかないので『言わなくても分かってほしい』と思うことは禁物です。
はい、思ったところでただただ悲しくなるだけです……。
なので出来るだけ
そういうものだから仕方ない!
と思う様にしましょう
もちろん日常生活の『食べた後の食器を片付ける』『靴下を脱ぎ散らかさないで洗濯機に入れる』などもできなくて当たり前と思うくらいでいないとやっていけません(笑)
要は、当たり前の事を当たり前だと思わないでほしいな〜
※希に調子の良い日には当たり前の事がすんなりできる日もあったりするので「やれば出来るじゃん」と勘違いしてしまう事がありますが、あくまで[調子の良い日]だからなので一憂せずにいつものスタンスは崩さないようにしましょう!
2. 何でも話をする!
こちらもとても我が家では重視している事なのですが、『何でも話をする』という事は意思疎通の取りにくいADHD・ASDの傾向があるパートナーと生活していくにはとても大切になってきます。そして、先述の『察してはNG』に対する対策としても有効です。
『話をする』と言ってもそもそも会話自体苦手な方が多いと思うので、まずは『会話』をする事自体が課題となってくるかもしれません。全然聞いてくれなかったり、意味が伝わりにくかったりするので話していて無力感やイライラが出てくるかもしれませんが、ぜひ根気よく続けていってみましょう。
話をする内容
- 今日あった出来事をお互いに言ったり聞いたりする
- 定期的に仕事の悩みがないか聞く
- 不満に思った事は溜めずに伝える
- 最近不満があることは無いか聞いてあげる
- スケジュールや必要な事を共有する
- 「何故こう思うか」「何故そうするか」を分かりやすく伝える
些細なことでも良いので、負担にならない程度に意識をして会話をしていくことが大切だと思います。
どちらかというとASDの方に多い傾向ですが、『共感する』ということが非常に苦手なので円滑なコミュニケーションを交わしながら共同生活を送っていくために重要な共感力が不足しがちとなります。
すると、すれ違いや喧嘩が増えたりする要因となるので出来るだけ会話を増やして、同じ方向を向いて生活していけるようにしていけるとベストです。
そして、会話する上でのポイントが『出来るだけ相手に分かりやすく簡単に伝えること』です。難しい表現を使ったり途中や過程を飛ばして話をしてしまうと内容が伝わりにくいので注意しましょう。
会話をするときの注意ポイント⇩
・優しい言葉と笑顔で話しかける。
・きつい言葉や怒った表情で伝えると、説教や文句のように聞こえてしまうようで攻撃されたと勘違いしてしまい話を全く聞いてくれな口なるか怒り出してしまう。その時点で会話が不可能になり「あー」「ふん」「はー」としか言わなくなり、反応が薄くなってくる。
・その時の夫の脳内では話が入ってこなくなっていて「めんどくさいなー」「早く終わらないかなー」としか考えていない為いくら話したところで無意味となる。
心がめげそうになる事もありますが、『言い過ぎず言わな過ぎず』のバランスを大切にこれからも辛抱強く続けていきたいです!
逆に、このような状態になっていたら察してほしいな。どうしても自分で「めんどくさいなー」と思ってしまうことに対してコントロールが上手くできないんだよね。
3. 発達障害についてお互いに知識をつける!
この『発達障害についての知識をつける』という事も上手くやっていく為の方法として欠かせません。順番としては、まず最初に自分が先に知識を付け、ADHD・ASDのパートナーにも伝えていく方がスムーズにいくかと思います。
発達障害は、病気というよりも脳の特性なので治すというよりは本人や周りの理解を深めていくことで対処していきます。
知識を付けていくと今まで理解不能だった行動や言動に対して「なるほどな」と思える事が増えていったり、本人も自覚していく事で今までより他人の話を受け入れやすくなったりと改善傾向に向かいやすい環境になっていきます。
もちろん、ADHD・ASDの良い所も沢山あるのでその長所を伸ばしていったり、苦手な事は周りがサポートしたり自分でできる対策を考えたりなどを行なって日々乗り越えていく事ができます。
知識の付け方としては
- ネットで検索する
- YouTubeで学ぶ
- 専門書で学ぶ
最近は、同じような境遇の方が発信してくださっている動画や書籍が数多く出てきているので、より発達障害について理解する機会が身近になりました。すごくありがたい事です!
私はYouTubeの動画でよく学ばせてもらっています
僕も動画だったら見られるので見ていまーす。(勧められた時、5回に1回程度は気が向いて。笑)
どうせ見てくれないと思って勧めましょう(笑)諦めないことが肝心です。
難しい専門用語よりは、同じ環境にいる方の実例は理解もしやすいし何より共感できて心が楽になります!
もし可能であれば家族や義両親・友人などにも徐々に理解していってもらえると、当事者同士で考えるより生きにくさが解消されていったり困った時にも助け合えるので、皆んなで知識を共有していけるとより良い環境になれるかと思います。
4. 旦那に多くを求めない!
ADHD・ASDの特性がある方に対して「普通これくらいはしてくれるでしょ」はNGです!笑
『普通』って何?となってしまうみたいで、『普通』を求めすぎると怒りをかってしまいます。『できること』『できないこと』があるのでやはりここでも理解していく事が大切となってきます。
しかし、知らないうちに自分の理想とする旦那像を押し付けてしまっていたり、特に友人や会社の同僚の旦那さんの話を聞いて「〇〇さんの旦那さんはこういうことをしてくれる」と言いたくなってしまったり。ついつい分かっていても求めてしまいがちになってしまいます。
僕はマジでこれが一番しんどかった・・・
そして、何で自分だけ・・・と、悲しくなったり。
でも、ここはグッと堪えて「うちはうち!」「良いところもある!」と割り切っていきましょう!
きっと他の家には無い『良いこと』も必ずあるはずです。なので良いところにできるだけ目を向けるようにしていきましょう。
5. 自分を責めない!
最後に、『自分を責めない』ということもADHD・ASDのパートナーと長い視野を持って上手く関係性を保っていくためには重要となってきます。
主にASDのパートナーの方に生じやすい『カサンドラ症候群』という症状があります。
私もクリニックを受診したきっかけはカサンドラ症候群でした
はっきり言って、辛いとか分かってほしいと言われても理解出来ないので僕の場合は、助けを求められても散々冷たい言葉を返したみたいです(記憶ないけど笑)
何気ない言葉が追い討ちをかけるようなので気をつけてください(記憶ないけど笑)
カサンドラ症候群
カサンドラ症候群(カサンドラしょうこうぐん、英: Cassandra affective disorder)、カサンドラ情動剥奪障害(カサンドラじょうどうはくだつしょうがい、英: Cassandra affective deprivation disorder)」とは、アスペルガー症候群を持つ配偶者、あるいはパートナーと情緒的な相互関係が築けないために配偶者やパートナーに生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である。
引用元:Wikipedia
一緒に暮らしていく上で「何回言っても伝わらない」「話を全く聞いてくれない」「困っていても心配すらしてくれない」など、どうしても理解ができない行動が多々あると思います。そんな時周囲の人に相談しても「よくあること」「皆んなそんなもんだよ」と言われてしまい『自分が悪いのかな?』と自分が原因だと思うようになり、次第に上手くできない自分を責め始めてしまいます。
それによって絶望していき、抑うつ状態になってしまったり攻撃的になったりと精神的にも身体的にも影響が出てくるのがカサンドラ症候群です。特に頑張り屋さんがなりやすいと言われています。
分かってもらおうと必死になればばるほど相手は距離をおこうとしてくるので本当に辛い・・・
頑張るほどに絶望感しかなくなります。
なので、もう正直パートナーがADHD・ASDの場合は何かあった時には
「自分は悪くない!大丈夫!」
と自分に言い聞かせてみてください!笑
決して自分が悪いわけでも相手が悪いわけでも無いのです。ただ、全くタイプが違うだけということ。
自分が追い詰められてしまうと夫婦関係や家族関係がさらに悪化していってしまうので、まずは自分を守る事が大切だと私は感じます。なので、この記事を読んでいるきっとあなたは十分頑張っている方だと思うのでどうか自分を責めないで下さい。
そして、希望は絶対にあるので、やり方や方法を少しづつ見直すことから始めていきましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
以上が『ADHD・ASDの夫と上手くやっていく今すぐできる方法5選!』となります。
今回紹介した上記の5つの方法は沢山ある対処法の中でもほんの一部だと思います。それぞれの夫婦や家族によって悩み事も違ってきたり、それによって対策も変わってくるので正解を見つけるのも難しいかもしれません。しかし、トライアンドエラーで何でも良いと思った事は試していってダメだったらまた次の方法を考えていけば、少しずつでも前に進んで行けるはず。そして、その経験は人生で起こる他の問題に対しても役に立つものになるはずです。
情緒的共感ができない相手と共同生活をしていくのは想像するより本当に大変です。
なので、お互いに理解をし合いながら無理をせずに『2人にあった生活スタイル』を探していきましょう。
他にも上手くいくためのポイントとして⇩
・周囲に理解者を探す
周囲に理解者がいない場合は、専門機関に受診して精神科医や臨床心理士の先生に話を聞いてもらいましょう。
・言いたい事は絞って言う
一度に沢山言っても無理なので、直近の事だけ(今一番にして欲しい事だけ)を伝えるようにしょましょう。
・家族をチームだと思って生活する
決して敵同士ではなく、同じ目標を持って生きていく『2人はチーム』だと理解してもらいましょう。チームのイメージは意外と大切です。
※今回ご紹介した内容は、あくまで個人的な見解となりますので全ての方に当てはまるとは限りませんのでご了承ください。
大変なことも多いけれど、良い意味で色々な経験ができるよね。おかげさまで価値観の違いを受け入れる事が出来るようになったり、他者に対しても寛容になれた気がします!
次回は、『ADHD・ASD夫の良いところ!』について紹介していきたいと思います
この記事が少しでも悩んでいる方の役に立てましたら幸いです
最後まで読んでいただきありがとうございました
ではでは〜
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