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【実体験】休職するメリット・デメリット|休職中の生活・手当・各種手続きを解説

休職とは メンタル・思想

会社に勤めていると一度は聞いたことのある『休職』という言葉。もしかしたら周りの方で休職を実際にされている方がいるかもしれません。

しかし、いざ自分が休職をする立場となるとどのように休職に入ったら良いのか?不安に思うことがたくさんあるかと思います

「休職するとどうなるの?」

「手当はいくらもらえるのかな?」

実際に筆者も休職経験がありますが、休職に入るまでが一番辛くかなり悩んでいました

この記事ではそんな不安を少しでも解消できるように筆者の経験を元に休職に入るまでの流れと・入ってからの過ごし方や手続き・復職についてを解説していきたいと思います。

悩んでいる方はぜひ参考にしてみて下さい!

休職とは

まず『休職』とは

「私傷病やそれ以外の労働者側の勤務が長期間にわたり困難な場合に、雇用期間を維持したまま労働を免除してもらう制度」のことです

休職の条件については労働基準法では定められていなく、会社ごとに決められている就業規則に従うこととなります。

『休職制度』は法律で定められていないので休職制度が設けられているのかどうかは会社ごとに異なります。予め確認をしておくと良いでしょう

休職する目安

「自分は休職するべきなのか」

「それとももう少し頑張るべきなのか」

どちの選択が正解なのか自分で判断するには非常に悩むかと思います

「休みに入ったら自分の居場所が無くなってしまうのではないか?」

「休んだ後の生活が想像できない」

「弱い人と思われてしまうような気がして、恥ずかしいと感じてしまう」

このように感じてしまうことも

メンタル不調を起こしてしまう人は、自分の都合よりも周りを優先し、無理をしてでも頑張ってしまう『過剰適応』の状態である可能性も高く、「大丈夫?」と周りが聞いても「大丈夫!」と返してしまう優等生タイプ。自分も周囲も不調のサインに気づきにくい場合もあります

もし実際このような症状が続いているようでしたら症状が悪化する前に早めに休職を考えることを私はおすすめしたいです。

一つの目安にしてみて下さい

  • 悲しくないのに涙が止まらない
  • 手足が重しのついたように重く感じる・怠くて動けない
  • 職場に近づくと動悸がする・息が苦しい
  • 朝から謎の焦燥感があり落ち着かない
  • 自分に価値がないと感じてしまう・希死念慮がある
  • 眠れない・寝ている時に途中で何回も起きてしまう
  • 休日も会社のストレス原因について考えてしまう

いくつ当てはまりましたでしょうか?

あみちーに
あみちーに

ちなみに私の場合は2ヶ月くらい前から休みの日も常に悩んでイライラしたり情緒不安定で、そんな自分に自己嫌悪。

1ヶ月くらい前からは職場で動悸や呼吸困難、頻尿が頻発し、悩んでいるうちに症状が悪化し、ある日を境に何をしていても涙が止まらなくなり朝から手足が重くて動く事が困難となりました

最初は気のせいだろうと思ってしまいますが、ストレスの原因がなくならない限り症状の回復はなかなか出来ないことが多いです。なので自分の体調を一度ゆっくり客観的に見られると良いかもしれません

休職中の給料・手当

一番不安になるのがこの休職中の収入かもしれません。生活ができるほどの手当はあるのか?どのくらいもらえるのか?休職に入る前にある程度予想が立っているといざという時の不安を減らすことができます

【給料】

傷病による休職中の給料の有無は就業規則次第となります

※自己都合での傷病で休職をする場合の給料は、支給されないことが一般的に多いです。しかし、給与補償制度を儲けている会社も中にはあるので就業規則等を確認してみましょう。

【手当】

傷病手当金」・・・業務外の病気やケガが原因で連続する3日を含む4日以上休職した場合は公的給付として健康保険から傷病手当金が支給されます。※休職中に給与の支払いがない事。給与が一部支払いされている場合は、傷病手当金から給与分を減額して支給されます

  • 支給額 過去12ヶ月間の標準報酬月額➗30日✖️2/3

   ※12ヶ月に満たない場合はそれまでの標準報酬月額の平均額

  • 期間 支給開始から通算「1年6ヶ月」

会社独自の手当」・・・会社に組合などがあればそこから

【休職〜復職まで】一連の流れ

では、どのようにして休職に入るのか復職までの流れを見てみましょう

休職に入るとき

①まずは上司に「休職したい」事をはっきりと伝えます

あらかじめ伝えておければ良いのですが

多くは、「休職する前には限界が来てしまって、もう会社には行けなくなってしまいすでに休暇を取っている」状況も十分にあると思います。

そんな時は、電話でもメールでも良いので「休職希望」であることの意思表示を必ず自分の上司に伝えて下さい。上司が無理な場合は所務さんや人事や総務の方でもよいので、とりあえず連絡をしましょう!

②上司や会社からの指示を待ちます

意思を伝えたら必ず「今後どうしたらよいか」の指示が上司から来ますので、その指示に従って手続きや連絡を行っていきましょう

休職中

休職初期
ベットで寝ている男の人

最初は1日中何も出来ないことが多いと思います

しかし、今は焦らずゆっくりと自分自身を休めてあげて下さい

私の場合は「できるだけ好きなことをして下さい」と主治医の先生や保健師さんが仰ってくださったので、動ける時は自分の好きなことをするよう心がけました(以前出来ていたことでも無理な事があり得ますのでちょっとずつ無理せず今出来ることをして下さい)

[この時期は]

「自分は本当にこんなことをしていて良いのか?」

「早く回復しなくては!」

「もうダメだ。会社やめようかな…」

などと、休んでいる事に罪悪感を感じてしまったりそこから焦りが生じてしまいがちですが、決して自分を責めることもせずにゆっくり休養に専念して下さい

それと、できるだけ大きな決断をすることも避けるようにして下さい!

例えば、早まって「退職する」など決断をしてしまうと後から後悔する可能性があるからです

休職中期
ご飯を食べている女の人

期間は人様々ですが、休職中期の頃になると少し身体も動くようになってきます

[この期間は]

少し家の外に出てみたり、人と会ってみたり、美味しいものを食べてみたり出来ることから活動を初めてみましょう

あとは以前よりも「好きなこと」のできる幅も広がってきていると思いますので無理しない程度に休養も含め好きなことをして過ごしましょう

・会社に月に1回程度「休業報告書」などを提出する(会社による)

・治療に通う(投薬治療の場合は自分に合った薬を探していく、カウンセリングを受けるなど)

休職後期
歩く男の人

この頃になると、だんだん復帰へのイメージが湧いてくるようになります

[この時期は]

「なんか大丈夫になったかも」

「最近落ち着いているな」

と、自分で無理をしなくても「大丈夫」と自然に思えてきます!

まずは、通勤・勤務を意識して生活リズムや体調を整えていきましょう

・主治医と復帰へのタイミングや方法を相談する

・会社付近まで行ってみる

・日中(勤務時間中)は外出し外で過ごしてみる

上記のことは会社へ復職を伝える前に必ず行っておきましょう

復職時期は焦らないことが大切!

適切な時期より早めに復職してしまうと、2回3回と休職を繰り返してしまう方が多い傾向がありますので万全に回復をしてから復職を検討するようにしていきましょう

復職

歩く女性

復職への準備が整ったらまずは、会社へ復職の意思を伝えます

その後、会社と復職に向けて面談を行なったり通勤確認(1〜2週間)が状況に応じて行われることがあります

【復職の目安】

  • 始業時刻から退社時刻まで安定して業務が行える
  • 就業により著しく体調が悪化しない
  • 日中に眠気がなく安全に過ごせている
  • 就労意欲がある
  • 注意力や集中力が回復している

体調やその時の状況に合わせて適切な業務の調整を行ってもらいながら、焦らないで徐々に軌道に乗せていきましょう

その後は産業医との定期面談で復職後の状況をチェックしていきます

不安に感じていることなどは積極的に伝えていきましょう!

ここでも「早く成果を出さなくては・・・」「迷惑をかけないようにしなくては」などと焦ってしまいがちですが、復職初期はまずは安全に「会社に行って仕事をする」事が目標なので、まずは自分が安定して出社から退社まで業務を行うことが大切です

傷病手当の申請

傷病手当は休職中に申請ができます。あとは、復職後にまとめて申請することも可能です

申請期間に記入できるのが実際に治療のために休んだ日までとなりますので、休職中に申請された方は復職後にも実際休業した残りの期間分を申請するので何回か申請することとなります※期間を重複しての申請はできません

「休職中の生活費が心配」

毎月余裕が無い中で休職してしまうと生活費が非常に心配・・・という方は1回目の申請から入金までは1ヶ月以上かかることが多いので、早めに1度目の申請をしておくと少しでも早く安心することができます

【申請方法】

・被保険者記入欄

・療養担当者(医師記入欄)

・事業主記入欄

申請書には上記の記入が必要な項目があります

まずは「被保険者記入欄」に必要事項を記入してから、治療を行っている医療機関に「療養担当者(医師記入欄)」を記入してもらいましょう※その時の医療機関の領収書は必ずとっておくようにしましょう

そして、医師に記入してもらったら会社に書類を提出をします(会社によって申請に必要な書類が変わってくるので確認しておきましょう)

振り込まれるタイミングは月末が多い傾向にあります

申請書を発行して貰った時の医療機関での領収書は(申請時に必要となる場合があるので)必ず取っておきましょう

あみちーに
あみちーに

私の場合も初回の支給日は申請した次の月末の給料日と同じタイミングでした

メリット・デメリット

『休職』と聞くとまずはデメリットな事が思い浮かぶかと思います。しかし、休職して得られるメリットも確かにあります。少しでも不安を無くすためにも休職する前にこのポイントを確認しておくことが大切です

では、休職のメリットとデメリットにはどのようなものがあるでしょうか?詳しく紹介していきます

メリット

仕事から離れることで療養に専念できる

「休日でも仕事のことが頭から離れない!」「会社の近くに行くだけで動悸がする」そんな症状を回復するには、その原因となっているものから物理的に距離を取ることが重要です。仕事に行くことが辛くて休暇を何日かとっても、またすぐに仕事に行くこととなるので頭の中から問題が消えない為、短期的な休暇では根本的な解決をすることは難しいのです

仕事から離れることでストレスも緩和され、判断力や集中力も回復していきます。体調不良の場合も長期的に休暇を取ると長い間体調を悪化させる要因に触れないこととなるので、自然と回復に向かいやすくるでしょう

しっかりと自分と向き合う時間が取れる

休職をすると、時間に余裕ができます

なので仕事に行っていた時には余裕が無くて出来なかった、自分の今の状況や将来についてを客観的に考えることができるようになります

ずっと毎日を忙しく走り続けてメンタル面での不調や体調不良が起きてっしまっている時は、一度立ち止まってみてゆっくり自分自身と向き合ってみることも大切です

普段行けなかった所へ行ってみたり、本を読んでみたり、やりたかったことをやってみたりする事も可能です。そして、自分の好きなことや苦手なことを再認識することで今後の働き方やキャリアについてをじっくり考えることができます

傷病手当が支給される

通常、有給休暇を使用せずに欠勤などで仕事に行ってない場合は給料の発生はありません。しかし、病気や怪我で『休職』となる場合は『傷病手当金」が支給されますので働いていない期間でも収入を得ることができます

金額は満額の給料と比べると減ってしまいますが、収入が0円と比べると生活費などの心配は少なくて済むので療養に専念することができるでしょう

金額の目安は 「過去12ヶ月間の標準報酬月額➗30日✖️2/3」になります

デメリット

収入が減る

休職中の給与は法律で定められているものではなく、基本的に会社ごとに定められた規定によります。そして一般的には給与の支払いは無い会社が多いようです

休職中の収入は先ほどあげた『傷病手当金』による補助で収入がゼロとなることはありませんが、休職するとボーナス収入などにも影響が出ることがあるので大幅な減少は覚悟しておかないといけません。

そして、傷病手当金が入って来るまでにも1ヶ月以上期間が空いてしまうのでその間の生活費に目安をつけてあらかじめ準備しておく方が安心でしょう

今後のキャリアや業務内容に影響がある可能性がある

会社を休んでしまうことにより、今まで行ってきた業務を一時的にストップすることとなるので技術職の方やより多くの経験が必要な職種の場合周りと比べキャリア形成が不利になってしまう恐れがあります。あとは、休職中に職場で要員調整などの理由で復職時に元の業務に戻りたくても戻れない、ということがおこる場合も考えられたりするので休職前と同じ業務内容を継続できるかという問題も出てくる可能性もあります

キャリア不足による評価の低下にも影響することもゼロではありません

しかし、今後も無理を続けて行くよりは今一度業務内容や環境が自分に合っているかを見つめ直し、より最適な働き方を見つけて行くには良い機会になることでしょう

休職中におすすめの過ごし方

では、休職中にだからこそできるおすすめな過ごし方を紹介していきます

自然に触れる

調子が良くなってきたら少し屋外に出て自然に触れてみましょう

一番身近な所だと家の庭やプランターで育てている植物でも十分なのです。そして次は公園の散歩。それができたらちょっと足を伸ばして山や海に行ってみるなど、無理せず段階的に増やしていくと負担が少なく良いかもしれません

自然に触れると「コルチゾール」というストレスホルモンを大幅に減少させる効果があるということがミシガン大学の博士によって分かっていますのでどんどん取り入れていきましょう

あみちーに
あみちーに

私は始めは庭の草むしりを毎日少しずつ行なって自然とふれる時間を作っていきました。草を取っているだけでも不思議と気持ちが少し楽になる感覚があったのを覚えています

ゆっくりと映画やドラマ鑑賞

今まで忙しい日々を送って来て観れなかったドラマや映画がたくさんあるのではないでしょうか?

ぜひこの機会に好きなだけ鑑賞してみましょう

映画やドラマは、何もできない時でも寝ながらでも目さえ開けていることができれば鑑賞できるという良い点がありますが、他にも実はたくさんのメリットがあります。日常とは違う世界を鑑賞することで気分転換にもなりますし、登場人物に感情移入をすることで自分とは違う価値観や考え方を学ぶことができます。また、感動をして涙を流すことで自律神経を緊張状態の交感神経からリラックスした状態の副交感神経が優位な状態へと切り替わるためにストレス解消にも良いとされています

あみちーに
あみちーに

その時の気分にあったものをできるだけ選ぶと無理なく鑑賞することができます

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健康面を見直してみる

一度、自分の健康面について見直して見ることも休職中の過ごし方には最適です

生活リズムが乱れると脳の神経伝達物質セロトニンの適切な分泌に影響を与え、うつ症状が起きやすくなるとも言われています

日頃から「健康に注意しなくては」と考えていても、忙しい毎日の中ではなかなか難しいものです。なので、このタイミングで今後も心身ともに健康な生活をおくれるように「食事」「睡眠」「運動」について自分に合った範囲で無理なく行えるような対策や改善を今一度検討してみましょう

体への負担が少なく、家の中でも行える『ヨガ』などはとてもおすすめです

今後のワークライフバランスについて考えてみる

ワークライフバランスとは「仕事と生活の調和」を意味します。生きて行く上で「仕事」はとても大切dあり生き甲斐ともなります。そして仕事以外の「友人関係、家庭関係、趣味」などを充実させることも人生に喜びをもたらしてくれます。この両方のバランスが取れていると相互に良い効果を生み出し、より人生を充実させることができるでしょう

もし、「今まで仕事ばかりで他にしたいことができなくで辛かった…」と考えていたりするならば一度働き方について見直すのに『休職』は良いタイミングです

今の生活に無理をして我慢してやり過ごしてしまっている所はないかよく見返してみて、最適な環境を考えてみましょう。無理をしているといつか身体を壊してしまったり、精神的にも崩れやすかったりしてしまうのでできる範囲で無理をしている事を取り除いていくことが良いでしょう

ブログを書いてみる

意外かと思うのですが、休職中の過ごし方に「ブログを書く」というのはとてもおすすめです

なぜかと言いますと、まずは簡単に始められるという点で無料ブログであればAmebaブログなどがスマホで簡単に誰でも始められるからです。そして、本格的にできるブログでもパソコン1つあれば最低月額600円程度から今すぐにでもスタートできます

その他にも

・自分の気持ちを文章にする事で気持ちが楽になったり前向きになる

・ブログによっては副収入を得ることができる

・リスクが少ない

上記のようなメリットもあります

ブログはPCやスマホがあれば家にいながらすぐに始めることができるので、気分転換や新しい目標作りに最適です

\この記事もWordPressで書いています/

まとめ

うつ病やメンタルの不調は誰にでも起こり得ることであり、思っているより本当に多くの方が『休職』を経験されています。労働者の調査では「仕事や職業生活に強いストレスがある」と答えた方は53%と半数を超えていて、メンタル不調に陥った原因で一番多いのが「職場の人間関係」となっています。

もし、『休職』を悩んでいる方がいたら思い切って一度ゆっくり休んでみることも大切だと思います。そして回復をしてからまた業務に励めば良いし、元気で健康な方が業務効率も良いのでより会社への貢献もできるはずです。

長期的に仕事を休むということに抵抗や不安があるかもしれませんが、症状が悪化してしまうと治療が長引いてしまうケースもありますので、我慢をせず早めに対処していきましょう。そして、何よりご自身の身体を一番に考えていくことが大切です。

ではでは〜

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